システム開発などに従事するエンジニアの中には、「長時間労働からくる疲労」や「納期の逼迫」などから夜なかなか寝付けず睡眠障害に陥り、やがてうつ病などの精神疾患に罹患するケースが増えています 。
会社は、事前の兆候を察することができない、また、大手企業のようにメンタルヘルスに関し費用を投じてメンタルヘルスに詳しい専門家を配置することができないなど、事前予防がうまくできないことから社員がうつ病などに罹患した後に対応を迫られることがほとんどです。 一方で、エンジニアを雇用する企業の多くは、メンタルヘルスの重要性は認識しています。ただ、実際にうつ病などの社員がでた場合には、何から対応をしていいかわからないのが実情です。企業規模や罹患した社員によりますが、重要な局面でどう対応するかについての会社にとって非常に重要です。
以下は、精神疾患の社員がでた場合に経営者の方からご相談いいただいた内容の一例です。(当事務所にご相談があった実例より抜粋)
「精神疾患になったのは、会社の責任なのか?」
「休養している間の給与はそうすればいいのか?」
「就業規則がないが、どう対応すればいいのか?」
「就業規則にある“休職”とはどういう制度か?」
「就業規則の休職満了とともに“解雇”なのか、それとも“退職”なのか?」
「いつまでにどういう内容(今後の処遇等)を社員に伝えないといけないのか?」
このように、いざうつ病などの精神疾患の社員が出た場合は、意外なまでに“入り口の部分で悩み”、そして対応策がわからないことが多いようです。
では、対応策を考えるまでにまずは精神疾患の種類についてみていきましょう。
